知っておきたいトヨタ期間工の寮の間取り
トヨタ自動車の寮生活について。
受け入れ教育や健康診断に合格すると、いよいよ工場近くの寮に移り、寮生活が始まります。
私も数年寮で過ごしていますので、その寮について説明しますね。
(寮により詳細が異なる部分がありますのでご了承下さい)
まずトヨタ自動車の期間従業員は、寮費、光熱費が無料です。
これって非常に大きいですよ。
例えば、トヨタの工場がある愛知県豊田市で部屋を借りて住むとなると、部屋代が5万くらいで光熱費が1〜2万くらいでしょうか。
すると合計で7万くらいかかるわけで、それがトヨタの寮ならゼロです。
ちなみに現在では、ほとんどの部屋にネット回線を引くことができるので、寮事務所に申請すれば、業者を紹介してくれます。
ただしネット回線費は自分で払わなければなりません。
寮の部屋の間取りについて。
キホン、6畳1間の部屋に一人で住む事になりますが、寮によって1Rマンションタイプとアパートタイプがあります。
寮の種類は選べません。
こればかりは運次第なのですが、メリットとデメリットがありますのでチェックしてみます。
ワンルームマンションタイプは、通路があって、横並びに部屋がどんどん並んでいるタイプ。
ちなみに各部屋にはTV、冷蔵庫、小さなテーブル、ベットなどがあります。
このタイプメリットは、1つの部屋ごとに区切られているので、隣の人が2直明けで夜中に帰ってきても気にならない事です。
逆にデメリットは洗濯機を使う場合、別の棟に行って使用しなければならず、冬だと寒いです。
アパートタイプは玄関のドアから中に入ると、3つくらいの部屋と共用スぺースがあるタイプ。
部屋にはそれぞれカギがかかる様になっています。
またそれぞれの部屋にTV、冷蔵庫、小さなテーブル、ベットなどがあるのはマンションタイプと同じです。
アパートタイプのメリットは、共用スぺースに洗濯機が置いてある場合があり、これを3部屋の住人で共用で使います。
デメリットは、自分が夜寝ている時、2直明けの人が夜中に帰ってくると、物音で目が覚めたりします。
まあ、この辺は自分が迷惑をかける事もありますからね。
できれば、このアパートタイプは、全ての部屋の人が同じ勤務時間帯(つまり同じ直)が望ましいのですが、そういうケースって稀で、やはり違う直の人が1人くらいはいたりします。
あとアパートタイプは、壁が薄いのが難点。
ふすまで仕切られている部屋もあり、隣のコンビニのビニール袋の『ガザ』という音が聞こえたりします。
風呂とトイレは両方のタイプとも部屋には無く、共用です。
トイレは各棟にありますし、風呂は大浴場があって、時間になると沸いているので、夜中に帰ってきても入る事ができます。
食事は寮の食堂を利用します。寮の食堂は従業員証で精算できるので、最初の給料日がまだの人には心強いです。
しかし食堂の場所がネックで、近い部屋だと1分くらいですが、遠くなると5分以上かかります。
ちなみに以前、私が住んでいた部屋からは10分近くかかりました。冬だと寒いです。
また共用の洗面台で野菜を切ったり、米を研いで部屋の炊飯器で自炊するというツワモノもいます。
あと、寮の食事に飽きたら、近くのコンビニや民間の定食屋を利用していますね。
寮には各部屋の集合ポストがあって、個人に届く郵便物は、このポストに入れてくれます。
また小包みなどは寮事務所で受け取ってもらう事ができ、各部屋に取りに来るように連絡が入ります。